柳水大師
昔この地に四国遍路の弘法大師が立ち寄り、往還の旅人の渇きをいやすため柳の杖をつき立てたところ、甘露の水が涌き出てきた。それ以来この地を柳水と呼ぶようになった。その杖は根付いて一本の柳として代々育っている。

柏 坂
 坂口よりへんろ道に入ると約2、5kmの急な上り坂が続きます。この坂を毎日歩いていた人達がいたのだから驚きです。
 また、我々現代人の脚力の無さを痛感します。
炭窯跡
 柏坂の途中には炭を作っていた炭窯跡が現代も残っています。
おゆきの墓
柏坂の路中にひっそりと佇む小さな墓石。「びんごとも俗名とさやおゆき」と読める。旅の途中行き倒れて死んでしまった女性の墓と伝えられている。いかなる理由ではるばる備後鞆の浦(現広島県福山市)から歩いてやってきたのであろうか。急な坂道のせいか、このように坂の途中でなくなる人もいたとかいう。村の人々は手厚く葬って供養したと伝えられている。今はきっと通る人の道中の安全を見守ってくれているだろう。
柏坂休憩所
 柏坂を30分ほど登ると柏坂休憩所があります。
 腰をおろして、ちょっと一休み!!


筆掛の松
柏坂八合目あたりの柳水にあったと伝えられる松で、昔狩野派の画家が絵行脚の途中にこの地に立ち寄り、観音岳の壮麗な山相を描こうとしたが、その気品に富む高雅な山容と南国的な優美な色調は到底筆にすることができず、ため息をしながら傍らの松の枝に筆を掛けて山を下ったと伝えられている。今ではこの松も跡形もない。